第2回 お教室HPの位置づけ
お教室HPを制作することは、お教室活動における生徒集めの重要な手段のひとつでありますが、本来の目的は「充実したレッスン活動」ですね。
この「充実したレッスン活動」の対象は、お教室を運営される先生だけでなく、生徒や保護者など、教室運営に関わる全ての方々に及びます。
生徒さまへのレッスンにかける想いや、どのような生徒さまにどのように教えていくか?ということを、お教室HPを作る時点できちんと整理してまとめておくことが大切になります。
そして、この目的を実現するための手段のひとつとして「お教室HPを公開して情報を発信する」ことが位置付けられるのです。
つまり、目的は「充実したレッスン活動」で、その手段として「お教室HPで情報を発信」という関係が成り立つのです。
この関係を逆転させてはいけません。「手段の目的化」となってしまいます。
充実したレッスン活動を実現するためには?
活動内容を可視化してみることが大事です。
弊社では、これを音楽教室運営計画と定義しております。
音楽教室運営計画
これからお教室運営を始められる指導者様はもちろんのこと、既にお教室を運営されていらっしゃる指導者様も、音楽教室運営計画を作成することをお勧めしております。
なぜなら、音楽教室運営計画は「音楽教室活動のすべてにおける原点」となるからです。
この原点に基づき、レッスン活動はじめ、教室運営やお教室HPを表現することで、お教室活動のすべてに渡り一貫性が保たれるようになります。
一貫性が保たれるようになると、お教室活動全てにおいて、先生がこれから取り組むべき方向性や考え方が明確になります。
これをお教室HPでも適切に表現することで、将来の生徒さま(潜在顧客)にも、HP上でお教室や先生の理解を深めて頂けるようになるのです。
レッスンにかける想いの可視化
指導者様ご自身の思考の整理
指導者様-コンサルタント間の認識共有&共通化
教室(教師様)のポジショニングの明確化
大人向け/子供向け、本格派/お手軽派、etc…
高級志向、庶民志向
教室運営に関わる全ての業務に反映
レッスン活動、マネジメント、お教室HPコンテンツなど
まとめ
- 「お教室HPで情報を発信」は手段であって、目的は「充実したレッスン活動」である
- 充実したレッスン活動を実現するために、活動の原点となる音楽教室運営計画を先に立てることが大事
- 適切に計画が立てられればお教室活動のすべてに渡り一貫性が保たれるようになる
- お教室HP上の表現も一貫性が保たれ、将来の生徒さま(潜在顧客)にお教室や先生の理解を深めて頂ける
第3回目はお教室HPの制作方法について、すこしずつ具体的にお話していきます。[/unordered_list]