FA-Online 音楽専用オンラインシステム

システム概要

遠隔環境で超高音質で双方向コミュニケーションを図ることを目的としたシステムです。
オンラインレッスンはじめ、音楽に関わる様々な用途でご活用頂いております。

このシステムの最大の特長はネイティブアプリ不要であることです。
ネイティブアプリとは、お客様側がアクセスに利用するPCやタブレット、スマートフォンなどの端末にコミュニケーション専用ソフトウェアです。
代表的な会議システムであるZoom,Skype等は基本的に専用ソフトウェアをインストールして利用する必要があります。

一方、FA-Onlineサービスは、ネイティブアプリを使わず、webブラウザのみで参加することが可能なため、気軽にご利用いただけます。

また、自社開発システムのため、サービス用途に合わせ、きめ細かな最適化が可能です。

活用事例

オンラインレッスン

COVID-19(新型コロナウィルス感染症(通称:新型コロナ)問題対策として弊社HP制作・技術支援契約頂いているお客様向けにFA-Onlineオンラインレッスンサービスをを提供しております。
2020年10月現在、300名以上の先生・生徒様がご活用頂いております。

オンラインピアノ試弾

ピアノ販売店舗の説明員が、展示ピアノを試奏し、購入検討対象ピアノの音色を聴いたり特徴を来店レベルで確認できるサービスです。
お客様がお店まで足を運ぶ手間を無くすと同時に来店への心理的ハードルの軽減に役立ちます。
株式会社ベヒシュタイン・ジャパン様でご活用頂いております。
https://www.bechstein.co.jp/news/bechstein_online_shidan/

マスタークラス

マスタークラスの遠隔聴講にご利用です。
マスタークラスのように単発イベントの場合、聴講側でZoomやskypeのような専用アプリを利用すると準備作業負荷が高いため、そのような手間が不要なFA-Onlineをご活用頂いております。

発表会

コロナ渦での入場人数制限の回避策や、3蜜回避最優先で会場に来場できない方向けの遠隔視聴サービスです。
遠くお住まいの祖母・祖父様が遠隔からお孫様の晴れ舞台を遠隔で視聴するなどにもご活用頂いております。

コンサートライブ配信

コロナ渦での入場人数制限の回避策や、3蜜回避最優先で会場に来場できない方向けの遠隔視聴サービスです。
会場来場枠を超えた際の代替策や、遠地から視聴等にもご活用頂いております。

技術概要

超高品質音声通信技術を採用

超高音質を実現するためにOpusという最新の音声通信技術を採用しております。
インターネット上で音声をやりとりする通信方法は様々な技術方式があります。
様々な技術方式の紹介は割愛しますが、現状で最もインターネット上の音楽再生に最適な通信方式としてOpusを選定しました。
この方式の強みは低レイテンシ(低遅延)かつ、オーディオ向けの高音質モードを備わっていることです。
この技術により、リアルタイムに会話しながら違和感を感じないレベルの音楽コミュニケーションを実現しています。

余計な音声処理を徹底排除

超高品質な音声通信技術を採用しても、音楽に不適合な音声処理が施されていては高音質は実現できません。
一般的なオンライン会議システムは「人の声」が伝わりやすくするために音声処理を施しております。
言葉のコミュニケーションに最適化されている反面、音楽を扱う立場からしてみれば、この音声処理が音質を劣化させてしまいます。
FA-Onlineでは、これらの音声処理を無効化し、マイク入力音を音声加工せず忠実に相手側へ伝達しています。

  • AGC(Auto Gain Control)
    発言者の声の大きさを均一にするための音量自動調整処理です。
    AGC機能はオンライン会議システム側だけではなく端末(PC,スマートフォン、タブレット)側にも施されているケースがあります。
    端末側にAGC機能を無効にしても、オンライン会議システム側は無効にできないケースがほとんどです。
  • 無音時処理(noise gate、comfort noiseなど)
    会話でのやり取りは、参加者人数に関係なく発言者は基本的に1名ですね。
    このとき、発言者以外の方々の音声を相手全員に伝える必要は無く、それをしてしまうと雑音が重なり相手に届いてしまいます。
    また、その雑音もネットワークで流れるため、余計なトラフィックとなってしまいます。
    これを回避するために一般的なオンライン会議システムでは、発言者以外の通信を自動的にカットする機能が備わっています。
    発言者が他の方に変わる際は、そのときの声量変化を検知して無音時処理から有音処理(他の方へ音声を伝達)に変更します。
    この声量変化の検知処理は、言語会話レベルとしては気づかないレベルの素早さで行われています。
    しかし、わずかに最初の音が切れてしまう(話頭切れ)ことがあります。
    ちなみに、発言者において、まったく無音状態にすると不自然な感覚になってしまうため、わずかな雑音を生成して聞かせる処理が施されています。
  • ノイズ検出・抑制
    人の声以外の音声を雑音と判定して抑制する機能です。
    例えば、ファンの回る一定の周期音や声では出せない低音・高音などです。

これらの高度な音声処理により、オンライン会議システムとしは「会話しやすい」コミュニケーションシステムとして成立させています。
しかし、オンライン音楽レッスンではこの音声処理が音の品質を悪化させてしまいます。

実際に、音質そのものが悪く聞こえたり(低サンプリング周波数)、演奏開始の1音目が聴こえなかったり(話頭切れ)、音量が勝手に上下(AGC)したり、歌声ははっきり聞こえるものの、伴奏などの音は抑制されて極端に痩せ細った感じに聞こえたり(ノイズ検出・抑制)などです。

ネイティブアプリインストール不要

このシステムの最大の特長はネイティブアプリをインストールする必要が無いことです。
ネイティブアプリとは、お客様側がアクセスに利用するPCやタブレット、スマートフォンなどの端末にコミュニケーション専用ソフトウェアです。
例えば、Zoom,Skypeは専用ソフトウェアをインストールして利用する必要があります。
一方、FA-Onlineは、ネイティブアプリを使わず、webブラウザのみで参加することが可能なため、気軽にご利用いただけます。

用途に合わせてミーティング方法を柔軟に対応

FA-Onlineは自社開発システムのため、サービス用途に合わせ、きめ細かな最適化が可能です。
たとえば、複数名でミーティングの際、主催者側で演奏者以外の参加者全員を一律ミュートしたり、個別に外したりなどです。
特定のプレゼンターのみカメラをオンにしたりするなども可能です。

また、用途に合わせたセキュリティレベル最適化を図ることも可能です。
たとえば、ミーティング主催者、ミーティング参加者全員の事前ID登録(許可制)を必須とし、各ミーティングルームでは許可するミーティング参加者を指定するような、厳しめの設定から、ミーティング参加者は事前登録なしで氏名入力のみで参加できるようにするなど、アクセス制限制限レベルの幅は目的・用途に合わせて最適化することができます。

お問合せ

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