長唄佐門会 杵屋佐喜長唄・三味線教室様

250年以上前から代々受け継がれてきている長唄佐門会 杵屋佐喜長唄・三味線教室様のお教室コンサルティングを手掛けさせて頂きました。
https://www.nagauta-kineya.com/

クラシック音楽ではベートーヴェンが生まれた時代となりますね。

長唄は起源は歌舞伎の伴奏音楽。
やがて歌舞伎だけではなく庶民音楽として発展きたそうです。

代表の杵屋佐喜先生は、歌舞伎座公演などの舞台演奏はじめ、長唄界の様々なシーンの第一線でご活躍されている演奏家です。

邦楽コンサルは初めてのため、佐喜先生から親切丁寧に教わりながらコンサルティングに臨まさせて頂きました。

お互いに新たな発見や学びが多く、とても充実した取り組みとなりました。

美しい演奏のための「礼儀礼節」

杵屋佐喜 長唄・三味線教室では先人達が残してきた長唄という財産を敬い、その上で新たな時代を築いていくことを目指しております。
そのためには「基礎」と「思いやり」が大切だそうです。

私が深く感銘を受けたことは「思いやり」です。
長唄は主に唄、三味線、お囃子から構成し、それぞれ息を合わせて演奏します。
合わせの際に相手への思いやりが良い演奏に繋がり、その気持ちが日頃の丁寧なあいさつなどの礼儀礼節を重んじることに繋がるそうです。

礼儀礼節という観点では、お師匠さんは偉いという意味ではなく、お弟子さんと同格という関係という考え方だそうです。
もちろん、教える&教わるという関係は異なりますが、あくまでも、長唄に対する先人達を敬い、愉しむことはお師匠さんもお弟子さんも共通ということですね。

美しい演奏のために思いやりが必要であり、そのひとつに丁寧な挨拶がある。
師弟関係を明確にさせるためではない。

そういった姿勢でお教室活動に取り組み、生徒ひとりひとりを大切にレッスンされていらっしゃる杵屋佐喜先生を尊敬すると共に、この素晴らしい輪を広げていくことに貢献していく所存です。