ダルクローズ・リトミック 国際大会2014

私がコンサルティングさせて頂いている先生より、ダルクローズ・リトミック 国際大会2014特別講座にご招待させて頂き、参加してきました。
eurhythmics_c_2014

ご招待いただいた話の経緯は、コンサルティング中に先生から「リトミックは話をいろいろ聞くより実際に体験したほうが理解できますよ。ちょうど良い機会なので体験してみてください!!」と言われたからでした(笑)
とても貴重な経験をさせて頂いた先生に感謝です。本当にありがとうございます。

特別講座は海外で活躍されているダルクローズリトミックの先生直々にレッスンを受け、リトミックの素晴らしさを体験するという内容でした。

いままで幼児向けリトミッククラスを見学させて頂くことは何度かありましたが、実際に自分がレッスンを受けるのは初めてでした。

講師に合わせて手拍子をすることからはじめ、半拍、倍拍で拍子をとっていき、体を動かしながら音の反応を楽しみました。

2時間という限られた時間の中で多くのレッスンを受けさせて頂きましたが、一番興味深かったことはボールを使ったレッスンでした。
最初は先生のピアノ演奏の単調なリズムに合わせ、二人一組や四人一組になってバウンドするというもでした。

次第に曲調に変化して、ライトな感じになったらふわっと投げて、落ち着いた感じになったら静かに転がして、歌うような感じになったら回転しながら・・・

次第に先生が次にどのような曲調になるかを先に感じ取れるようになり、ボールを相手へ受け渡すアクションに流れが持てるようになりました。

そして先生から、「曲の流れに合わせてボールを運びに表情をつけながら相手に渡すのと同じように、演奏する際も流れをもって表現していくように心がけましょう。」と言われ、この感覚がアンサンブルなど、複数人で演奏する際にとても役立つとこのことでした。
そのとき「おーなるほど!これがリトミックか!!」と思いました。
もちろん、たった2時間の体験コースでリトミックの本質を語るなんてことは無理ですが、リトミックの素晴らしさの一端は感じ取れたように思いました。

日本でのリトミックは、ピアノなどの楽器レッスンを本格的に受けられる年齢前に音楽的感受性を養うことを目的にレッスンを行うケースが多いと思います。

海外では、音大や音大大学院の管弦楽器クラス(いわゆる演奏専門コース)などでも、リトミックを科目として設けているそうです。
その理由は、個人の表現力を高まるだけでなく、合奏の際などの協調性をもつことに役立つからとのことでした。

リトミックは幼児向けだけでなく、老若男女の全ての方に役立つレッスンだということの認知度向上に少しでも貢献できれば幸いです。